種子
牛蒡(ごぼう)の花が咲きはじめました。
夏の新牛蒡は爽やか。
まだ畑に少し残しているので
七月のお料理教室のトマトカレーで使おうと思ってます。
花の後は種を心待ちにします。
春菊の花があんまり綺麗で
ずっと咲かせていたら種になり
それをまいて育ててみた。
種から種へ。
そんなことを意識し始めたのは
この小さな喜びがきっかけでした。
前々回の政喜さんの「種の整理」という記事で
同じ畑で何代か作り続けると
野菜にも個性?がでてくるとか
「練馬だいこん」「桜島だいこん」などのご当地野菜とは
ちょっと違うかもしれませんが
そのうち 「おしんげし大根」新種発見か! なんてことに。
(妻)「そんな訳 ないでしょ!」ペシッヽ(*´∀`)ノ
政喜さんたら、知らないことを適当に書いてます。
これくらいなら・・・・まっいいか。
そう思ってほっといたんですけど。。
また農ネタを書いてるし、ほっとけなくなりました。
長くなるけど、興味のある方、読んで下さい。
「種子の整理」実際はこんな会話でした。
政喜、「全部 ちゃんと芽が出ると?」
私、「いい種ならね」
政喜、「どうやって見分けると?」
私、「つやがあって大きくて形がいいものを選んでる」
政喜、「すぐにはわからんね」
私、「老眼鏡かけたら見えるけわかるよ、笑」
政喜、「採った後の管理が大変そうやね」
私、「でもここも、おばあちゃんの時代は種とりしよったんやろ」
政喜、「昔はこんなに野菜もん作りよらんやったし、採ってないと思う」
(出荷用の野菜は作っていないという意味)
私、「自家用は作ろうけん、採りよったと思うよ」
(家で食べる分は自家採取してたはずという意味)
政喜、「そうかもね」
私、「私が家庭菜園を始めたころ『この種は旨いし、強かけん』って
お義母さんが採り続けた瓜の種をくれたよ」
政喜、「へぇー」
私、「種を野菜室で保管する方法もお義母さんが教えてくれたんよ
湿度に気をつけて管理せんねって言って」
政喜、「へぇー」
それから種の管理に湿度がいけない理由とか
最近の種子消毒のこととか
種の発芽スイッチとかの農家ばなしをしました。
この程度の事は、大した知識じゃないけど
政喜さんは「へぇー」を連発してました。
「そんなことを書いている本が読みたい」と言うので
「家じゅうにあるよ、笑」と言ったら
「あんな大量に読めん!」と言うので
むかし野菜を作る雲仙の岩崎さんの本を含めて
(この方は美味しい野菜の種を作る名人)
数冊渡したら、固定種の存続に熱心な種やさん、
野口さんの自家採取のハウツー本を選んだようです。
そして早速、出張のお供にしてました。
そして・・・・。
性懲りもなくエピソードを自作自演してました(^^;
知らん事をテキトーに書いたらいかんてば!!
F1種は、優性遺伝子が次の一代には必ず受け継がれる
命の不思議を応用して作った種。
すごい種です。
義父と義母が育てている野菜の全てはF1種です。
(前述の義母がくれた瓜の種は昔からの在来種)
もちろん違う道を行く農家もいらっしゃいます。
私も義父と義母とは違う道でしょう。
でもF1種を否定しません。
自家採取は楽しいから続けると思いますが
頑張りどころはそこではありません。
どんな種でも無農薬で育てる事が出来る
懐の深い畑を作ることこそ大事です。
だから今はその環境のひとつ、土の勉強中。
土の勉強だけで一生かかりそうですが、笑
政喜さん、いつもありがとう。
愉快に野菜を作りましょう。
またダメ出しするかもしれないけど
これからも軽めの農ネタ 楽しみにしてます。
あー長かったぁ。
読んで下さって感謝。
(人''▽`)ありがとう☆
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